蒼井優さん、阿部サダヲさんなどの実力派俳優陣が送る、サスペンスラブストーリー「彼女がその名を知らない鳥たち」。
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今回は「彼女がその名を知らない鳥たち」の魅力と、登場人物やあらすじもご紹介します。
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「彼女がその名を知らない鳥たち」の登場人物と俳優を紹介
映画「彼女がその名を知らない鳥たち」に登場する、主な人物と俳優をご紹介します。
北原十和子…蒼井優
今日は蒼井優さんの取材日でした！
そして、8/17にお誕生日を迎えた蒼井さんへ少し遅れてのハッピーバースデー！🎊🎂🎊
掲載媒体は追ってお知らせします📖✨#蒼井優 #彼女がその名を知らない鳥たち #かの鳥 pic.twitter.com/hKBQGruqB0— 映画『彼女がその名を知らない鳥たち』 (@kanotori_movie) 2017年8月22日
同居人の陣治のわずかな稼ぎで生活している女性。
8年前に付き合っていた黒崎のことがいつまでも忘れられず、それとくらべて安月給で見た目も汚い陣治とをくらべてため息をもらす日々を送っていました。
趣味は暇つぶしのクレーマー。
レンタルビデオ屋に文句をつけたり、思い出の思い出の腕時計が壊れたと百貨店にクレームを入れたりとやりたい放題の日々を送っていました。
しかし、十和子の退屈な日常は、百貨店の腕時計担当の男性が、スマートで容姿端麗な水島だったことから大きく変化していきます。
十和子は陣治と同棲していながらも、水島と道ならぬ恋に溺れていくことに。
自分が何者にもなれず、怠惰な生活を送っている孤独を抱えた女、十和子は蒼井優さんが魅力たっぷりに演じています。
映画の広告でも「最低な女」と表現されているように、見ていて気分が悪くなるほど性格が歪んだ自己中なキャラクターです。
その演技力のリアルさから日本アカデミー賞をはじめ、各映画賞で主演女優賞を受賞しました。
佐野陣治…阿部サダヲ
本日は阿部サダヲさんの取材日でした！
陣治とはシンクロ度0な、清潔感溢れるお姿。
掲載情報は追ってお知らせします。お楽しみに！#かの鳥 #阿部サダヲ pic.twitter.com/TxXyEHybea— 映画『彼女がその名を知らない鳥たち』 (@kanotori_movie) 2017年9月3日
色黒で低身長。食事中はくちゃくちゃと音を立て、タバコの吸い殻を飲みかけのコーヒーカップに無左座に捨てるような不潔な男性。
唯一の自慢が一流建設会社で働いているというだけで、安月給のほかに取柄のないダメな男。
しかし、十和子はかつての恋人黒崎と別れた喪失感を埋めるため、十和子に異常なまでに尽くしてくれる陣治とずっといっしょに暮らしています。
十和子のことを何よりも大切にしていて、働きながらも十和子のために家事もすべてこなしている状況。
それなのに男らしくないと罵られても、十和子に怒ることは決してありません。
水島真…松坂桃李
百貨店の腕時計売り場を担当している、容姿端麗な男性。
十和子は百貨店に壊れた腕時計の修理を持ち込んでいましたが、「修理はできない」と断られたことをきっかけに繰り返しクレームを入れていました。
そこででてきたのが責任者の水島。
容姿端麗で物腰やわらか、ていねいで女性なら誰もが惹かれるような水島に、十和子もまた惹かれていってしまいます。
いつしか二人は恋仲となり、十和子は水島の虜になってしまいます。
黒崎俊一…竹野内豊
十和子のかつての恋人。上京してきた十和子をナンパしてきたのが出会いです。
妻がいる立場でありながら、魅力的な男性で十和子は黒崎に見も心も捧げた生活を送っていました。
8年前に破局して以来一度も十和子は連絡を取っていません。
しかし、ある日十和子の家まで刑事がやってきたことで状況は一変。
なんと黒崎は5年も前から消息不明で捜索願が出されていたことが明らかになります。
「彼女がその名を知らない鳥たち」のあらすじ・見どころと感想≪ネタバレなし≫
映画「彼女がその名を知らない鳥たち」は、話が進むごとに明かされる衝撃の事実。
まさかの結末に度肝を抜かれるミステリー作品です。
ここでは、映画のあらすじをネタバレなしで、そして見どころについてご紹介します。
「彼女がその名を知らない鳥たち」のあらすじ
北島十和子は毎日、表現できない欲求不満な気持ちを抱えていました。
自分にベタ惚れしている陣治に養ってもらい、日中は何もせずだらだらテレビを見たり、無理やりなクレームを入れてストレスを発散したり。
ろくでもない毎日を送っていたのです。
十和子がここまで落ちぶれた原因は、8年前に恋人だった黒崎と破局したため。
男前で仕事も成功している男性、黒崎に身も心も捧げていた十和子は、別れた悲しみから抜け出せずにいました。
そんな中、出会った陣治と流されるように関係を持ち、以来陣治が購入したアパートで養ってもらうように。
十和子はある日、憂さ晴らしに腕時計の修理を断られた百貨店にクレームの電話を入れていました。
何度もクレームを入れる十和子に、電話をしてきたのが腕時計売り場の責任者、水島でした。
腕時計の詫びの品を持って自宅までやってきた水島は、スマートな容姿に紳士的な態度と魅力的な男性。
十和子は水島と自然と惹かれ合い、関係を持つようになります。
水島との関係に溺れ、幸せな日常を送り始めていた十和子。
しかし、同じころ十和子の元に、見知らぬ刑事がやってきます。
なんと恋人だった黒崎は、5年以上も前から失踪しており行方がわからない状況だと告げられたのです。
真相を知りたくて十和子は、黒崎の妻の元を訪れますが、さらなる衝撃の事実が待ち受けていました…。
「彼女がその名を知らない鳥たち」の見どころと感想
映画「彼女が知らない鳥たち」の見どころ、感想をご紹介します。
共感はできないのに目が離せない！魔性の女、十和子の魅力にハマる
蒼井優、阿部サダヲ W主演 白石和彌監督
最強の布陣で沼田まほかるの傑作ラブストーリーを映画化！
「彼女がその名を知らない鳥たち」の情報を発信していきます。
ご期待ください！
公式サイト→https://t.co/JLyHVJ2yxK #かの鳥 pic.twitter.com/Xo4DoUQVUa— 映画『彼女がその名を知らない鳥たち』 (@kanotori_movie) 2017年1月31日
「彼女がその名を知らない鳥たち」を語るうえで、外せないのが蒼井優さんの見事なまでの演技力。
十和子はなぜか多くの男性を惹きつけてしまう魔性の女です。
相手に合わせて態度、声色を変えて、男性の心をつかんで離さない、多重人格ともいえる変貌ぶりは必見。
居候している陣治の前では、家事も一切しないで生活に関するすべてのことを頼って生きています。
一方的に陣治のことを罵り、DVとも思える行動をとっています。
そして、百貨店で出会った水島には、夫に満足していないさみしい人妻キャラ。
過去の恋人には身も心も、お金までも献身的に尽くす儚げな女性を演じています。
男性によって態度を見事に変える様子は、あまりに自然で恐ろしさすら感じます。
男性を愛しているだけなのに、何もかもうまくいかない十和子が後半になり、どんどん窮地に追い込まれていく様子は目が離せません。
改めて蒼井優さんの演技力の高さに魅了されました。
人間の本質的な闇をえぐり出した傑作
本日、全キャスト情報解禁しました！
松坂桃李さん、竹野内豊さんが演じる
最低なキャラクター、お楽しみに！
#かの鳥 pic.twitter.com/arTNYowjk5— 映画『彼女がその名を知らない鳥たち』 (@kanotori_movie) 2017年3月21日
白石監督と言えば、これまで山田孝之さんとリリーフランキーさんらが出演した、残酷な殺人劇を描いた「凶悪」。
綾野剛さん主演で元刑事が、裏社会に染まっていく衝撃ストーリーの「日本で一番悪い奴ら」など、記憶に残る映画作品を多く撮ってきた監督です。
見終わった後に心がずしりと重くなるような、人の闇や愚かさをリアルに映し出した内容は、見る人を惹き込んでいきます。
今作の「その名を知らない鳥たち」も、クズ、ゲスと、内面に難ありのキャラクターばかりがそろっています。
特に同居人の陣治は、嫌悪感いっぱいの風貌、無神経な食事の仕方と、生理的に受け付けないキャラクターぶりが見事。
十和子自身も嫌悪感を抱えているのに、陣治に依存するしかない状況と、すべての登場人物が闇を抱えています。
そして松坂桃李さん演じる水島は、見た目と肩書きは完璧なのに、不倫する内面がペラペラな男。
十和子が関係を持つ男性は、すべて訳ありで幸せになれる要素がまったくありません。
しかし、「このラストは恋愛観を変える」とのキャッチフレーズのとおり、後半にかけて十和子の過去が明かされていくうちに、最初に登場人物に抱いた印象とは大きく変わっていきます。
特にラストは衝撃が大きく、見終わった後は悲しくもあり、納得のいく終わりでもあり、いろいろな感情が込み上げてくる作品です。
見終わった後「あのシーンはこういうことだったのか」と、伏線の数々に驚かされ、再び見直したくなる作品でした。
ぜひ、ネタバレなしで二転三転する衝撃のストーリーを、じっくり見てほしい傑作です。
まとめ
「彼女がその名を知らない鳥たち」は、魔性の女、十和子の人生の顛末を描いた衝撃ミステリーです。
しかし根底にあるのは、真実の愛とは何なのか、人の闇の感情を描き切った怪作です。
前半と後半で登場人物の印象がガラリと変わるストーリーは必見！
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ぜひ、映画の衝撃の結末を高画質で楽しんでください。