2010年まで開催されていた「M-1グランプリ」のノウハウを引き継ぐ形で始まった「THE MANZAI」ですが、「M-1グランプリ」が2015年に復活したことによって、「THE MANZAI」は1年に1度、大御所から若手まで腕の確かな漫才師たちが集まり、ネタ見せを行うという番組に変わりました。
コンテスト形式でなくなり、初代「THE MANZAI」の魂がそのまま引き継がれることになった新生「THE MANZAI」は、年末に良質なネタを見ることのできる「お笑いの祭典」として新たに生まれ変わったのです。
フジテレビオンデマンドでは、2011年から現在までの「THE MANZAI」を、見放題で楽しむことができます。現在第一線で活躍している漫才師たちのネタを、この機会に一気見してみてはいかがでしょうか。
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「THE MANZAI」は、漫才ブームを生み出した初代「THE MANZAI」の精神を引き継ぎ、漫才ブームの中で頭角を現したビートたけしを最高顧問として新しい漫才師たちを発掘する目的で始まりました。
2015年を境にコンテスト形式ではなくなり、よりお祭り色の強い「笑いの祭典」の役割を果たすようになりましたが、新世代の漫才師たちにも広く門戸を開いている点で、新しい才能を発掘するという役割は維持され続けていると言えます。
「M1」復活によって役割が変化した「THE MANZAI」!
そもそも「THE MANZAI」は、「M-1グランプリ」が休止されたことで大きな漫才の賞レースがなくなってしまうことを危惧し、M1のノウハウを引き継ぐ形で始まりました。
コンテスト時代の「THE MANZAI」は、以下のような流れでその年の漫才の王者を決める大会となっていました。
- 予選:1回戦を東京・札幌・大阪・名古屋・広島・福岡で行い、2回戦を東京・大阪で行う。
2回戦までの予選を経て、「認定漫才師」50組を選出。
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本選サーキット:決勝大会出場者12組(第1回のみ16組)を決めるためのサーキット。
10月から11月にかけて5回開催され、「認定漫才師」は各サーキットに合計2回出場し、順位に応じた「サーキットポイント」を獲得してポイント獲得数上位の漫才師たちが決勝大会にコマを進める。
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決勝大会:4組ずつ3グループ(第1回のみ4グループ)に分かれ、審査員9人と「国民ワラテン」と呼ばれる視聴者票1票を加えた合計10票の投票が最も高かった1組が決勝に進出。
決勝でも同様の方式で投票を行い、最も票を集めた漫才師が優勝を勝ち取る。
しかし、2015年にM1が復活したことで、全国区の大きな漫才賞レースが2つできてしまうことから「THE MANZAI」は賞レース形式を廃止。
新たに「1年に1度の漫才の祭典」として、「選ばれし漫才の名手“THE MANZAIマスター”」という形で若手から大御所まで本当に面白い漫才師たちが一堂に会し、ネタを披露する番組となりました。
「THE MANZAI」の決勝大会優勝者は?
コンテスト形式で放送された「THE MANZAI」では、4組の優勝者を輩出することとなりました。特にまだ無名だったウーマンラッシュアワーは、この番組からブレイクを果たしました。
優勝者以外にも、トレンディエンジェル、アルコ&ピース、アキナなど、この番組をきっかけにブレイクした漫才師たちも数多くなっています。
- 2011年:パンクブーブー
(決勝進出者:ナイツ、Hi-Hi、パンクブーブー、千鳥) - 2012年:ハマカーン
(決勝進出者:ハマカーン、千鳥、アルコ&ピース) -
2013年:ウーマンラッシュアワー
(決勝進出者:千鳥、ウーマンラッシュアワー、NON STYLE) - 2014年:博多華丸・大吉
(決勝進出者:アキナ、トレンディエンジェル、博多華丸・大吉)
「M1」復活後はベテランから若手までが入り混じるお笑いの祭典に!
2015年に「M-1グランプリ」が復活したことで、「THE MANZAI」は賞レースとしての役割を終えることとなりました。
しかしこのことによって、「THE MANZAI」は初代「THE MANZAI」と同様に、お茶の間に漫才の面白さを純粋に伝える番組へと生まれ変わり、改めて漫才の面白さ、凄さを伝える番組となったのです。
賞レースでなくなったことからこれまで立場的に出演することのなかったベテラン、大御所の漫才師たちにも門戸が開かれることとなり、爆笑問題、キャイ~ン、おぎやはぎ、ますだおかだ、そして海原やすよ・ともこなど、地上波ではなかなかネタを見ることのできない漫才師たちの出演も叶うこととなりました。
また「THE MANZAI」は賞レースではなくなったものの、若手漫才師への門戸が閉ざされたわけではありません。
毎年「THE MANZAIプレマスターズ」という大会を開催しており、本戦出場権をかけて若手漫才師がしのぎを削る場も用意されています。
毎年3~4組という数少ない本戦出場権をかけて、勢いのある若手漫才師たちがネタを披露し合う「プレマスターズ」も、見ごたえがあり目が離せません。
若手からベテラン、大御所まで、各世代の最強漫才師たちが1年に1度だけ集う番組として生まれ変わったのが、新生「THE MANZAI」であり、伝説となった初代「THE MANZAI」のスピリットは、確実に現在へも受け継がれていると言えるでしょう。
「THE MANZAI」の感想と見どころまとめ
THE MANZAI 2011 優勝:パンクブーブー
「M-1グランプリ」が休止したことで、漫才の灯が消えてしまうのではないかと危惧された中で新たに開催されたコンテスト「THE MANZAI」。
M1と違って漫才師のキャリアは関係なく出場者が集まったために、過去にM1を制したことのある漫才師たちも集うレベルの高い戦いとなりました。
結果的には2009年のM1王者「パンクブーブー」が優勝となりましたが、決勝で伝説として語り継がれている「のりピー」ネタを繰り出した「ナイツ」、現在は飛ぶ鳥を落とす勢いの売れっ子となった「千鳥」の奮闘にも注目しておきたいところです。
THE MANZAI 2012 優勝:ハマカーン
第2回大会となった2012年は、決勝大会進出漫才師が12組になるなど大会の形式も確立して行われました。
前回以上に全国的には無名だった若手漫才師たちの台頭が見られ、「アルコ&ピース」「スーパーマラドーナ」「トレンディエンジェル」などの世間的にはまだ知られていない漫才師たちが大会を沸かせました。
そんな中で決勝を制したのは、こちらも当時全く無名だった「ハマカーン」。審査員票10票中8票を獲得し、鮮烈な全国区デビューを果たしました。
THE MANZAI 2013 優勝:ウーマンラッシュアワー
大会のシステムも成熟し、芸歴に縛りがないことから過去のM1出場者も多数参戦するなどレベルアップが著しかった2013年の第3回大会。
そんな中で強烈なインパクトを残したのは、ダウンタウン以降のスローテンポ漫才に一石を投じるかのような、村本の高速マシンガントークが冴える、まさに80年代の漫才ブームを思い起こさせるようなハイテンポ漫才で魅せた「ウーマンラッシュアワー」でした。
決勝の2本ともで圧倒的なパワーを見せつけた彼らが、3代目王者に輝いています。
THE MANZAI 2014 優勝:博多華丸・大吉
新しい才能が続々と登場し、さらにバラエティ豊かな顔ぶれがそろった2014年の第4回大会。
「トレンディエンジェル」「馬鹿よ貴方は」「アキナ」「和牛」など、のちにM1でも活躍する漫才師たちが決勝大会に進出しています。
そんな勢いのある若手たちの猛追を振り切り、円熟味すら感じられる技術力でこの大会を制したのは、当時結成25年目の「博多華丸・大吉」。審査員票を10票中9票獲得する、圧倒的な強さで優勝を勝ち取りました。
THE MANZAI 2015
「M-1グランプリ」が復活することとなり、賞レースとしての役目を終えることとなった「THE MANZAI」。
「1年に1度の笑いの祭典」となって生まれ変わった番組には、過去の「THE MANZAI」王者、そしてM1王者たちがそろい、図らずもこれまで以上にレベルの高いネタを見ることのできるネタ番組が誕生することとなりました。
さらに「爆笑問題」「海原やすよ・ともこ」など、普段地上波でネタを披露しない大御所漫才師たちも登場したことで番組の質はさらに向上。年の瀬に、極上の漫才を存分に楽しめる新たな「THE MANZAI」が誕生したのです。
THE MANZAI 2016
若手からベテランまでバラエティに富んだ漫才師たちが集結した2016年の「THE MANZAI」。出演者のほとんどが主要な漫才タイトルを獲得したことのある面々となり、ハイレベルなネタの応酬が繰り広げられました。
そんな中で「プレマスターズ」から勝ち上がった「銀シャリ」「ミキ」など、復活後のM1グランプリでも活躍する若手漫才師たちも躍動し、心の底から笑える3時間となりました。
THE MANZAI 2017
前年までと同様に各タイトルを獲得してきた腕利きの漫才師たちがそろっている2017年の「THE MANZAI」。
実績十分であることもあって、これまでに披露したことがあるネタをぶつけてくる漫才師も多い中、2013年の3代目王者「ウーマンラッシュアワー」は完全新ネタで勝負をかけました。
政治に鋭く、そして深く切り込んでいく彼らのネタは、まさに「THE MANZAI」の申し子と言うにふさわしいものとなっています。
「THE MANZAI」は今後も開催する?年に一度のお笑いの祭典を楽しもう!
コンテスト大会から芸人が一堂に会する「お笑いの祭典」に役割を変えた「THE MANZAI」。2018年の開催については、現在までのところ公式なアナウンスはなされていません。
しかし、大御所から若手まで世代を問わず集まり、この日のためだけのネタを引っ提げて登場する漫才師も多い「THE MANZAI」、今後もぜひとも続けていってほしいものですね。
「M-1グランプリ」とはまた違った、年末の風物詩として今後より定着していってくれることを期待しましょう。
まとめ
若手漫才師の勢いあるネタから、大御所の安定感が魅力的なネタまで、さまざまな漫才師の姿を楽しむことのできる「THE MANZAI」。
爆笑問題のように、なかなか地上波ではネタを見ることのできない漫才師のネタが見られる点も魅力のひとつです。
フジテレビオンデマンドでは過去の放送を見放題で振り返ることができるので、さまざまな漫才師たちの多様なネタをこの機会に見てみてはいかがでしょうか。
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