大ヒット映画「ミニオンズ」の製作スタッフが贈る、飼い主がいない間に犬たちや猫たち、他のペットが巻き起こす騒動を描いた作品「ペット」。
「ミニオンズ」のような質感で描かれる動物たちの様子や、秀逸なストーリーが話題を呼んで全世界で大ヒットを記録しました。
そんな「ペット」は、現在ネット上の様々な有料動画サービスで配信されています。動画サービスの「無料期間」を利用すれば、「ペット」を無料で見ることも可能です。
今回は、「ペット」の魅力やストーリー、「ペット」に関連するおすすめ映画についても紹介していきます。
「ペット」はどの動画サービスで見る?dTV・U-NEXT・Amazonプライムビデオを比較
「ペット」は、現在
dTV
・
U-NEXT
・
Amazonプライムビデオ
という3つの動画配信サービスで配信されています。
どの動画配信サービスで見るべき?
ではこれらの動画サービスのうち、どのサービスで「日本のいちばん長い日」を視聴すればよいのでしょうか。以下に各動画サービスの特徴をまとめました。
サービス名 | 月額料金 | 無料期間 | 特徴 |
---|---|---|---|
dTV |
550円 | 31日間 | ・映画やドラマだけでなくミュージックビデオやマンガ作品も豊富 |
U-NEXT |
2,189円 | 31日間 | ・配信動画総数12万本に加え、毎月2,000本以上のコンテンツ追加 |
Amazonプライムビデオ |
408円(年会費4,900円) ※月550円(月単位の契約で年換算6,000円)も可能 |
30日間 | ・Amazonでお急ぎ便無料やAmazonパントリーなどが利用可能 |
これらを踏まえて、筆者としては「
Amazonプライムビデオ
」で見るべきだと考えます。
3つのサービスで月額換算料金が最安であるうえ、Amazonで買い物をする際に「お急ぎ便」が無料、「Amazonパントリー」という日用品をお得に購入できる「Amazonプライム」のサービスが利用可能といった特典が付くため、動画配信以外にもお得なサービスを受けることが可能となるのです。
ただ、単純に動画配信サービスという部分だけで言うと
dTV
や
U-NEXT
の方が配信作品が多いため、Amazonであまり買い物をしない方にとってはこれらのサービスの方がより動画を楽しめるでしょう。
「ペット」のあらすじと登場人物は?
「ペット」は「ミニオンズ」で一躍有名になった「イルミネーション・エンターテインメント」が製作する第6作目の映画作品です。
ディズニー・ピクサーなどと並ぶ世界で最も有名になった3DCG映画製作の権威が、いったんミニオンたちから離れて、現代のニューヨークを舞台にペットたちの巻き起こす騒動を楽しく描きます。
「ペット」のあらすじは?
人間たちが外出している際に、ペットたちはいったい何をして過ごしているのかという子供の頃に誰もが抱いた疑問を起点として、物語はスタートします。
小型犬・マックスは飼い主のケイティが家を空けている間に、近所のペットたちと戯れ、家の中で楽しく遊んでおり、ケイティが帰ってきてからは一緒に幸せな時間を過ごすというハッピーな日々を送っていました。
しかしそんなある日、ケイティが捨て犬だった大型犬・デュークを拾ってきてから、事態は急変します。デュークへの嫉妬を隠し切れないマックス。
2匹は互いにいがみ合いながら生活しており、なんとかデュークよりも上に立ちたいマックスはあの手この手でケイティを振り向かせようとします。
そんなある日、散歩中のアクシデントでマックスとデュークは迷子になり、なんとかケイティの家に帰ろうと試行錯誤することになります。
「ミニオンズ」のスタッフが贈る、ペットたちの誰も知らない世界とは?
「怪盗グルー」シリーズ、「ミニオンズ」を手掛けた製作チームが再度終結した今作。
「怪盗グルー」1作目から監督を務めるクリス・ルノーが中心となり、今回は「ミニオンズ」の世界観とはまた違った物語が紡がれます。
特筆すべきは、やはりそのキャラクターのデフォルメ具合でしょう。一目で「怪盗グルー」や「ミニオンズ」のチームが作った作品だとわかるものでありながら、実際のリアルな動物の質感も失われていない絶妙な造形は、物語に入り込みやすいものにもなっています。
ペットたちの愛くるしくちょっとドタバタした立ち回り姿や、クスッと笑える行動や言動の数々は、スピーディなストーリー展開も相まって映画から目が離せなくなることでしょう。
日本語吹き替えの主演は、バナナマンの二人!
日本語吹き替え版の主演・マックスとデュークの吹き替えは、それぞれお笑いコンビ・バナナマンの設楽統さんと日村勇紀さんが担当しています。
どこか理知的な雰囲気ももつ設楽さんの吹き替えと、本人のキャラクター性を存分に出している日村さんの吹き替えは、映画に新しい魅力を吹き込むものになっています。
また、野良猫のボス・オゾン役には、洋画の吹き替えには欠かせない名優・山ちゃんこと山寺宏一さんがキャスティング。安定感のある演技で、作品を盛り立てる役割を果たしています。
なお、字幕版の声優はルイ・C・K、エリック・ストーンストリートといったアメリカの有名なコメディアンやコメディ畑出身の俳優が務めており、軽快なやりとりで見る者を楽しませてくれます。
「ペット」の感想まとめ ※ネタバレなし
「ペット」は、子供はもちろん大人でも十分に楽しむことのできる作品であり、ディズニー作品に負けないような笑いあり、涙ありのストーリー展開が楽しい作品に仕上がっています。
子供さんがいる方は、ぜひとも家族そろってこの作品を楽しんでみるとよいでしょう。
飼い主がいない間、ペットたちはどう過ごしている?
この作品の着想は、飼い主が居ない間にペットたちが何をして過ごしているのかという疑問の部分から始まっています。
誰もが一度は考えたことのある夢の世界を、最新の3DCG技術で画面いっぱいに展開して見せたのが、「ペット」の世界観なのです。
ペットたちは家の中を自由気ままに遊びまわり、近所のペットたちも交えて日々お祭り騒ぎのような狂騒が繰り広げられます。
そんな中にも序列があったり、社会性があったりするなど、クスリと笑える世界観はクセになること間違いなしでしょう。
笑える楽しいストーリーに、現代の人間社会への風刺もあり!
基本的には笑えて楽しめ、最後にはじんわりと感動が広がる、一見「子供向けアニメ」の王道であるような今作。
しかし、作中には現代の人間社会への風刺もふんだんに盛り込まれており、一筋縄ではいかない作品でもあるのです。
例えば、マックスやデュークたちのように飼い主にかわいがられているペットたちも居れば、一方では飼い主に捨てられてしまい、地下で徒党を組んでいる捨て犬や捨て猫たちの描写もあります。
この描写は現代における「格差社会」そのものであり、日本以上に格差の広がっているアメリカでは痛烈な社会批判として受け止められたのです。
このほかにも現代社会を風刺するシーンが数多く見受けられ、大人たち側は「ペット」を少し斜めから見て楽しむこともできるのです。
「ペット」を見た方におすすめの映画やドラマは?
「ペット」を見た方は、以下に挙げる2つの映画作品もぜひ見てみてはいかがでしょうか。
トイ・ストーリー
「ペット」の人間たちが見ていない間に、誰も知らない秘密の騒動が巻き起こるという筋書き、どこかで見たことがあると思った方も多いのではないでしょうか。
製作スタッフも認めているとおり、実はこの基本の筋書きは、ディズニー・ピクサーの名作「トイ・ストーリー」から多大な影響を受けているのです。
「トイ・ストーリー」は、人間たちが見ていないところでは自由に動いておもちゃたちがしゃべっているという世界の中で、アンディのお気に入りだったカウボーイ人形のウッディが、誕生日にアンディがもらった宇宙飛行士のおもちゃ・バズに対して嫉妬し、お気に入りの座をかけて争うというところから騒動が始まります。
これはまさに「ペット」の筋書きそのもの。「ペット」内で見られた多大な「トイ・ストーリー」へのリスペクトを思い出しながら、2本を見比べてみるのも楽しいのではないでしょうか。
怪盗グルーの月泥棒
(
dTV
・
U-NEXT
・
Amazonプライムビデオ
で配信中)
「ペット」の製作会社「イルミネーション・エンターテインメント」が、初めて劇場版長編3DCGアニメーションとして製作を行い、世界規模で成功を収めたのがこの「怪盗グルーの月泥棒」です。
愛すべきお馴染みのキャラクター、ミニオンたちもこの映画から生まれ、今日まで続く人気を得ることに成功しました。
史上最大の強盗計画を練る怪盗・グルーが、ひょんなことから孤児の3姉妹を引き取ることになってしまい、共同生活を送ることになります。
生活の中で3姉妹とふれあい、ドタバタ劇による笑いあり、心の交流を描いた涙ありのストーリーは、非常によくできたものになっています。
日本語吹き替え版の主演が笑福亭鶴瓶さんということも、大きな話題となった作品です。
まとめ
「ペット」は、デフォルメされた動物たちの造形と楽しいストーリー、そして思わず涙してしまうような感動の展開と、子供にぜひとも見せたいような要素が盛りだくさんの映画です。
子供だけでなく、社会風刺的な描写も数多いため大人でも十分に楽しめる作品に仕上がっています。
「ペット」は、無料期間を利用すれば無料で見ることもできるため、ぜひとも子供さんと一緒に、家族そろって動画配信サービスで鑑賞してみてはいかがでしょうか。